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特別編 卒業

この1週間、何をするにも「最後」という言葉が付きまとっていた。それがあまりに嫌で、ちょっとまとまった文を書きたいと思っていた。とはいっても最終話なんて言った手前、日記にするのはあまり気が進まなかった。それがどうして、という話。まず昨日までの話から。

確かに「学生料金でご飯を食べるのは最後」「友達と旅行をするのは最後」「私服で飲み屋に入るのは最後」それはそうなんだけど、そうなんだけどワクワクのが大きいからなあ、なんて考えていた。

でも一つだけ心当たりがあって、俺の生活はこれまでとあまり変わらないから、それで寂しくないのかもしれない。 今まで通りのベッドで寝るし、家に帰れば母と弟と祖父母がいる。カッコ悪いけど、結構理想的だ。田舎の県境みたいに、気付いたら隣の県に来ていた、なんていう風に就職したかった。

 

そんで今日。というかさっき。母と電車に揺られていたら、俺の前に立っていたサラリーマンの荷物が金網から落ちてきた。普通に死ぬほど痛かったし、今思えば「あっ」じゃなくて謝れよと腹が立つんだけど、咄嗟に「隣の小学生じゃなくてよかった」と思ってしまった。意外と卒業する準備もできていたのかもしれない。そう思ったとき、「もう十分楽しんだかな」と素直に感じた。

 

もういっそ別の日記を作ろうかなんて思ったけど、それもなんかね。

そんな感じの卒業式です。