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第37話

寝不足だ。毎日論文を書いていたら、意外と楽しくなってしまった。冷たい雨がなかったら、歩きながら寝ていたかもしれない。電灯がチカチカしているのか、俺の目がショボショボしているのか、わからなかった。

友人と飲みに行こうと思ったのだが、彼は糖質制限中らしくて、結局今日はお開きになった。仕方ないので、最寄り駅で名物の唐揚げそばを食べることにした。スキップで帰ってきたら、もう売り切れて店が閉まっていた。なんてついてない日だ。

昨日、母と大喧嘩をした。俺と弟の扱いに対する、認識の違いから。俺には4つ下の弟がいる。小さい頃からいつも比べられて育った。弟はテニスが上手い。一応全国クラスだ。あとルックスが良くて、クールで慎重。一方兄である俺は、どちらかというと「勉強担当の人」。エリートとして育てられたという感じ。だけど向こう見ずでおっちょこちょいだし、家族で一番背が低い。

まあ小さい頃は「弟ばかり可愛がられてる」と思っていたのだが、この歳になればそうではないことも知っている。母からすれば弟は彼氏、俺は友達という感覚だったのだろう。母は人並み外れて気が回るタイプだが、俺には気遣いをしなかった。幼い俺にとってはそれが、自分を愛していないように見えた。

それを伝えたら母は「あんたはいつも自分のことばっかりだ」と言った。これが我慢できなかった。なにも「あいつはずるい」という意味で言ったわけではない。だけど母は弟をかばい始めた。「あの子はあんなに我慢して」「こんなに苦しい思いをして」と。母は今までにないくらい必死だった。なんだか可哀想に見えて、それ以上は何も言う気になれなかった。ごめんね、文句を言いたかったわけじゃないんだ。

 

ポケモンを買おうか、我慢してFFを買おうか迷っている。結局どっちも買うか、どっちも買わないかになるんだよね。